更新日:2022.06.07ココの子、コータ
ココの子、コータ
オスの個体紹介、第2弾は前回紹介したココの子、コータ。
母ココがちょうど2才になった2018年7月の翌月にコータが着地したので、当時は『まだ体の小さなココがお母さんかー💦』と若齢での繁殖にちょっと心配していましたが、しっかり面倒をみていたココを見ると杞憂だったなと思います。
顔さえ見えれば、コータの識別は簡単です(多分)♪鼻の中央に1本縦線が入っています。
少し離れているとより分かりやすいかもしれません。↓手前の個体がコータです。
望遠のカメラで撮影される方は、口元もチェック!チロっと見える切歯と、下唇にわずかにピンク色の部分があります。
モモジと同じく、コータもスマホを向けると寄ってくるタイプでした。
さて、今回もウォークスルーの花をご紹介。こちらはウルシ科のスモークツリーの花。
ピンク色のもくもくとした花が煙のように見えることから、この名前が付いたようです。ちなみにオーストラリア原産ではなく、ヨーロッパや中国など広くに分布しているようです。花が咲いた直後くらいで、毎年ガの幼虫が大発生します。自然に任せると背の高い木に成長しますが、卵や幼虫がすぐに発見できるよう、金沢では花の時期が終わると短く切り詰めています。がっつりと短く剪定しても5月の終わりには沢山の葉をつけてくれるので、手がかからず助かっています。
同時期にウォークスルーの中央あたりで花をつけているのは、フトモモ科のフェイジョアです。
フトモモ科といえば、ユーカリ・ギョウリュウバイ(マヌカ)・ブラシノキも同じ科に属していて、オセアニア区にも植わっています。これらはオーストラリアやニュージーランドが原産ですが、フェイジョアはブラジル・アルゼンチンが原産です。花や実が甘いようですが、カンガルーたちは主に葉をかじっています。
オセアニア区が華やかな時期になってきました。
(しばた)