更新日:2022.07.10クールビューティー、ピタパン
クールビューティー、ピタパン
個体識別おさらい編、今回はピタパン(メス)です。
ピタパン??と思われる方が多いかと思いますが、ピタパンの母ヨウさん(他の動物園に引っ越しており、現在は金沢にはいません)のこどもたちには(最初の1頭を除き)歴代○○パンという名前を付けていました。ピタパンはヨウさんの5頭目、金沢での最後のこどもです。
おおらかだったヨウさんのこどものわりに、とても警戒心の強いカンガルーへと成長したピタパン。以前紹介した《ミラ》よりも、びっくりしやすい個体です。こんな風に、やや前傾姿勢の個体がいれば、それはピタパンかもしれません。
↑のんびりうたた寝している個体(左)をよそに、何かに緊張して体温があがり、せっせと腕を舐めて体温を下げようとしているミラ(中央)とピタパン(右)は、今では日常的な光景です。
そんなピタパンの特徴です。今回は見分けポイントをみつけるのに、非常に難儀しました。といいますのも、私自身、ピタパンは何となくの雰囲気で覚えているので、これ!といった特徴をお届けするのが難しく...とりあえず、いろいろと写真は用意してみました。
まずは前髪。
かくっと曲がった前髪がありますが、中央あたりで止まっています。
目は垂れ気味で、私的には一重のクールビューティーな印象です。
その他の特徴としては、他の個体に比べ≪やや明るい茶色い体色≫くらいでしょうか...
あまり特徴が見つからないので、すこし幼い頃の写真をご紹介。こちらは2018年4月着地の数日前の様子です。
こちらは同年6月。【ピ】とメモ書きしてあるので、きっとピタパンです。
同じ時期に着地したコショウ(メス)とよく似ていたので、健康管理の一環で体をチェック・記録する際に、後々間違えないようにと撮ったその場でメモ書きしていました。
特別病気もせず、ここまですくすくと成長してくれました。あとは、もうほんんーの少しだけでも落ち着いてくれれば、言うことなし!
以上、ピタパンでした。
(しばた)