更新日:2022.10.04自動給水装置、完成前のプロローグ
更新日:2022.10.04
自動給水装置、完成前のプロローグ
おかげさまで、皆様にようやくお披露目ができた自動給水装置。
今回はそのプロローグをご紹介しましょう。
まだ暑い真夏の日の昼下がり。青空の広がる晴天の下、謎に傘を差した男性が...。
キャッ!突然飛び出す水に身を引きます。なんのこっちゃな話ですが、ゾウの自動給水装置を作ってくださった業者さんによる、センサーの反応チェックです。今回の装置の最大の売りは、センサー式、ということ。当然これまでも、水桶に貯めた水、ホースから落ちてくる水、と展示場で飲める水はありました。
でも、水桶に溜まっている水はイマイチ好きではないし、ホースの水は出しっ放しがもったいないので、担当者がゾウ舎にいる時にしか出せないし、ということで、ゾウが本当に飲みたい時に飲んでもらうため、ゾウの鼻にセンサーが反応して水が出る給水装置が作られたのです。業者さんチェックの結果、どうやらセンサーの反応は悪くなさそうです。さあ、実際にゾウで実験です。記念すべき初飲みは、ボンとヨーコのどちらだったでしょう?
お、ボンがやって来てセンサーが反応しましたね。
正解はボンでした!初物はヨーコが成功し、その後にボンが続く形が多いですが、今回はセンサーがついた、というだけでこれまでと同じ場所から噴出したのが、ボンにとっては良かったのかもしれません。
その後、ヨーコも続き、
あ、止まった!水が出る時間は、10秒から10分までの間で調整できます。
ヨーコが初めてセンサーを反応させることに成功しました。
あれから1か月余り。今では、2頭ともあそこに行けば水が出る、と理解し、しっかり活用しているようです。その様子がいつ見られるかはゾウ次第。気長に観察してください。クラウドファンディングにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
(はんざわ)