更新日:2023.03.07オセアニア区のミモザ
更新日:2023.03.07
オセアニア区のミモザ
弥生3月に入りすっかり春めいてきましたが皆様いかがお過ごしですか。
金沢自然公園・金沢動物園の周辺は、2月中は例年より寒く感じられましたが、積雪もなく過ぎました。2月に寒い日が多かったのでウメの開花も例年より少し遅れていましたし、コブシもまだつぼみを開きません。一方オセアニア区のミモザは美しい黄色の花を付けました。
写真①
写真②
樹によってはまだ満開になっていないものもありますが、明るい黄色が春を告げています。
ミモザというのは別名で、正式には「フサアカシア」と言います。マメ科アカシア属の植物で、葉は互生し、二回偶数複葉で、長さ約3cmの羽片が10~20対つきます。全体に短い軟毛が生え、羽片の付け根には腺体1個ある。羽片には20~40の小葉がつき、長さ約5mmの線形で緑白色です。
写真③ミモザの小葉
また、ミモザはオーストラリア南東部とタスマニア島原産の常緑高木で、高さ10~15mにもなるので、暖地では街路樹にもよく使われるそうです。金沢自然公園に近い三浦半島にもミモザはたくさん植樹されて、青い海にミモザの黄色い花が映えています。
金沢動物園では、コアラやオオカンガルーがいるオセアニア区を中心に植樹されており、ミモザの花を楽しめます。
写真④オオカンガルーとミモザ
写真⑤コアラ舎前のミモザ
気候も暖かくなりますので、どうぞ金沢自然公園へいらしてください。
ののはな子