更新日:2018.04.24メスの木、オスの木
更新日:2018.04.24
メスの木、オスの木
ようやく春らしくなったと思ったら、急に夏のような陽気になったりせわしない気候が続いています。
自然公園の中の植物もあっという間に花期がすぎてしまうので、この時期は要注意!
さて、今日はハナイカダのご紹介です!
葉の上に小さな花が咲くハナイカダ。
花の咲いた葉を見て、葉を筏に見立ててつけた名前なのでしょうか、素敵なネーミングセンスに脱帽です・・。
ハナイカダは、雌雄異株でメス(雌)の木とオス(雄)の木があります。
オスの木には、一つの葉にこんもり花が咲き、
メスの木には一つの花に一つだけ花が咲きます。
この一つの花が受粉すると、実が付きちょっと不思議な感じになります。
雌雄異株の植物は、あまり進化をせず昔からの姿で過ごしている種類ともいわれています。
ハナイカダの他にも、アオキやイチョウも雌雄の木があります。
アオキに関しては、日陰に強くつややかな緑の葉と鮮やかな赤い実に目を付けた、ドイツの医者で博物学者であったケンベルが、ヨーロッパに持ち帰ったものの、約200年近く実を結ばなかったという話も...。
写真は、アオキの雄花です。
雌雄そろえないと花は咲いても実はなりません。
【去年の冬撮影】
雌雄の話は他にもいろいろありますが、今日はこのあたりで♪
夏に向けて新緑鮮やかな金沢動物園、ぜひ遊びに来てくださいませませ^^*
(らん)