更新日:2018.10.22ここはイエローストーン?
ここはイエローストーン?
オオツノヒツジ担当の私は、シロイワヤギ担当者と、
なぜかオカピ担当者とともに、夏休みを利用して、
野生動物で有名なアメリカのイエローストーン国立公園に動物観察に行ってきました。
動物園で、近くにいる動物をじっくり観察するのももちろん良いですが、
望遠鏡でのぞきながら、遠くの動物を探し、
生息地の気候や植生を体感できる貴重な経験となりました。
公園内には、どこのポイントでどの動物が見やすい、
と記載されたパンフレットもあり、
私たちはシロイワヤギを探しにポイントへ向かいました。
そこは岩のゴロゴロした山が一望できる場所でした。
相手は野生動物ですので、ポイントとはいえ、必ず見られるものではありません。
その時も、「あら残念、いないね」という感じだったのですが...。
素敵な白髪のおじさまが「たくさんいるぞ」と教えてくれました。
「え、いる?」という私たち。
立派なスコープをのぞかせていただいたら、なんと、
残雪だと思っていた米粒のような白い点がヤギの形をしているではありませんか!
それも10頭以上。
中には双子を連れたお母さんもいます。
わかりますか?
望遠鏡で動物を探して、じっくり観察する、
という疑似フィールド体験を、来園者の皆様にもしていただきたく、
アメリカ旅行3人組で観察体験イベントを開催したいと考えました。
こんなふうに、野生の動物を見るように、
金沢動物園のオオツノヒツジを見てみませんか。
11月3日と4日の13時半から30分程度、
オオツノヒツジを、望遠鏡を使って観察していただけるようにいたします。
ご希望の方は、当日、オオツノヒツジ展示場前にお越しください。
オオカミやクマ、ヘラジカ、バイソンの群れも見られて大満足の旅でした。
でもなぜか、オオツノヒツジにだけは出会えませんでした...。
観察会当日は、私も望遠鏡でオオツノヒツジを覗き込み、
ここはイエローストーンだと思い込むことにします。
(半澤 紗由里)