更新日:2019.05.02大型連休後半にむけて
大型連休後半にむけて
暖かい日が続いていています。周辺の山も明るい色とりどりの緑になりました。その山の緑の中に、フジの薄紫が所々に見えます。
谷筋を歩いているとコジュケイの親子が(5~6羽)列を作ってカサコソとやぶの中に消えてゆきました。
今回も園内を歩き、連休に皆様がお越しくださることを念頭に置きシャッターをきりました。
① ツツジ類(ツツジ科) のんびり野原
桜が終わればツツジの季節。写真はのんびり野原ですが、園内各所に十数種類のツツジが見られます。
② コデマリ (バラ科)うきうき林の上部
園内にこれだけ長い距離にコデマリを植栽されたところはこの場所だけです。連休中には盛りが過ぎてしまうかもしれませんが、ローラー滑り台のわきにありますので、花のシャワーをご覧いただけます。
③ ウワミズザクラ (バラ科)うきうき林、みずの谷
こんな花でも桜の仲間です。この花が散ると直径5㍉程の実を付けますが、新潟県ではこの若い果実を塩漬けにしたものを杏仁子〔きょうにんし〕と呼んで食べるそうです。不老長寿に効果があるとされています。
④ ハンショウヅル (キンポウゲ科) うきうき林
写真はまだ完全に咲いていませんが、連休に入れば花弁状の4枚の萼片(がくへん)が釣鐘状に開きます。園内にはシロバナノハンショウズルも見ることができます。
⑤ タニウツギ (スイカズラ科) みずの谷
葉は卵形で、葉の裏に白色の絨毛(じゅうもう)が密生します。ウツギの仲間としては早咲きのほうでもう咲き始めていました。
⑥ フジ (マメ科)なんだろ坂、みずの谷
なんだろ坂の途中で山の中にきれいな水色で咲いていました。みずの谷の藤棚もきれいに花をつけていました。既存の山の中にも樹木に絡みついたフジが咲いています。
⑦ シラン (ラン科) 園内各所
地生ランで地下に鱗形(球根)を持っています。古くから栽培され白花品(しろはなひん)、斑入り品(ふいりひん)があります。ランといえば高価なものが多い中、シランは良く増えるので安価です。もしこのランが増やしにくいものであったら、非常に高価なものになったであろうと言われています。
⑧ ホオノキ (モクレン科) なんだろ坂
花は今頃葉の展開後に枝先に直径約15㌢の大きな花を開きます。(葉と花は日本の樹木の中で最も大きい)花は黄白色で芳香があり、寿命は短く開花するとすぐに雄しべはパラパラと落ちてしまいます。
⑨ こいのぼりが泳ぐうきうき林上部から東京湾を見下ろす。
この日はあいにく三浦半島も、房総半島も春霞の中にありました。ここから見下ろす周辺の山々の樹木は、みずみずしい色になっています。ただ夏に咲くあのサルスベリだけはまだ新芽を出していませんでした。(サルスベリは新芽の展開が遅く、秋の落葉が早いので「怠け者の木」と言われています)
こいのぼりも連休いっぱいはこの高台で泳ぐ予定です。
お子様の成長を祈願したこのこいのぼりの泳ぐこども広場では、お孫さんやお子さんのお越しをお待ちしています。
このほかに連休中に咲く花で見ていただきたい花は、ののはな館前の「ジジャケツイバラ」、なんだろ坂の「ヒトツバタゴ」別名(ナンジャモンジャノキ)があります。
by花咲じじい