更新日:2018.10.30ホンドタヌキのマサムネ
更新日:2018.10.30
ホンドタヌキのマサムネ
みなさんこんにちは!
最近のマイブームは、毎朝お地蔵さんにお参りをすること。傷病鳥獣担当ヨシタツです。
さて今回は、ズーラシアの動物病院で飼育しているホンドタヌキのマサムネをご紹介します。
マサムネは2009年8月に横浜市で保護されました。
当時の記録では「幼獣」と記載されていたため、タヌキの繁殖期を考えると、2009年の春に生まれたのだと思います。
野生でのタヌキの寿命は6~8年といわれていますので、10年近く生きているマサムネは、タヌキの世界では高齢という事になります。
保護当初、左目から膿が出ており、現在も左目は潰れています。
片目の視力を失った状態での野生復帰は不可能と判断し、教育普及の場で活躍してもらうために、普段は動物病院で飼育しています。
勘の良い方はすでにお気づきかと思いますが、マサムネという愛称は「独眼竜」の異名を持つ、伊達政宗が由来となっております。(調べたところ、伊達政宗が失ったのは右目のようですが)
そんなマサムネは夏と冬で見た目が変わります。
夏 ↓
冬 ↓
暑い夏は涼しく、寒い冬は暖かく過ごせるように、タヌキは毛が生え変わることで自ら衣替えします。
また、夏の終わりから秋にかけて食欲があがり、脂肪を蓄えるため、体つきも少しふっくらしてきます。
だんだんと朝晩は冷えるようになってきました。
私たちも冬支度を始める時期ですね。たくさん食べて、暖かい格好をして、冬を迎えましょう。
飼育展示係 義達