更新日:2019.05.19コウノトリ成長記録②
更新日:2019.05.19
コウノトリ成長記録②
4月後半は、しとしとと春雨が降りました。
柔らかな羽(幼綿羽)で覆われている雛は、
水に濡れてしまうと体温をうまく保つことができません。
雨の日が続いたので、雛が冷えないか心配しました。
そんなこちらの心配をよそに雨が降り始めると、
親は雛が濡れないように両翼を広げていました。
さらに、雨が強くなったときには雛の上に覆いかぶさっていました。
母親の下で温められている雛はときどき、
翼の間から顔を覗かせていました!!
少し暑かったようですね。
こうして雛は体温を調節していたのでした。
母親が雛を庇って座る行動は、飼育員が巣に近づいた時にも見られました。
このように雨の日も、風の日も、(飼育員からも?)、親鳥に守られながら、
すくすくと成長するコウノトリの雛なのでした。
翼が「前に習え」の先頭の人のようなポーズに見えるこの頃に比べ、
(11日齢の写真)
22日齢には翼の羽が生え換わってきていました!
現在、38日齢の雛は巣の上で立ったり、羽ばたくような動作が頻繁に見られるようになりました。
餌をねだるときには声を出して鳴いています♪
親鳥から雛への愛情を感じほほえましく思う
飼育展示係 すえひろ