更新日:2020.05.16マリン、安らかに・・・
更新日:2020.05.16
マリン、安らかに・・・
今回は、残念な報告をさせていただきます。
この臨時休園期間中に、ウンピョウのマリンが死亡しました。
マリンは、2007年3月に国内(ズーラシア)で生まれた最後の個体でした。
一緒に生まれた兄弟のコーラルは、昨年、一足早く天国に旅立っています・・・( 一一)
今回はマリンとの思い出を少し振り返って、マリンをしのびたいと思います。
私が担当を引き継いだ時は、まだ母親のイーナと一緒に飼育していました。手前で胴体だけ写っているのが、イーナ(昨年、移動先の動物園で死亡)です。
この頃ズーラシアでは7頭のウンピョウを飼育していました。
若いころは、まだ毛並みも奇麗でつやつやしていました('ω')ノ
大きな骨を与えたり、ドリップを凍らせたものを与えたり、色々刺激を与えながら飼育してきました。
マリンは臆病な面もあり、獣舎に知らない人が来た時には、隙間に隠れていることもありました。
コーラルが死亡してからは、ウンピョウ舎に戻りサブ運動場でのんびり過ごす姿が見られていました。
隣にアニルが引っ越して来てからは、よく気にしていました。
毎夕の給餌の際にも、必ずアニルを見に行ってから、餌を食べ始めていました(+o+)
久しぶりに展示場に出すまでに、少し時間を要しましたが、徐々に展示場にも慣れていました。
マリンの特徴は、コーラル同様、短い尻尾と目の上の模様による困ったような顔つきだったと思います。
そして、よく舌をしまい忘れていました。
今頃は、天国で母親のイーナや兄弟のコーラルと再会しているかもしれません。
ちなみに父親のジュールは、熊本の動物園で元気にしています('◇')ゞ
マリン、安らかに・・・
飼育展示係
石和田 研二