更新日:2020.06.22歯はないけど...磨いてます。
更新日:2020.06.22
歯はないけど...磨いてます。
自粛ムードから徐々に緩和されつつある今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
久しぶりにお会いするお客様もちらほら。バードショーの再開を楽しみに待っている方もいらっしゃいました。嬉しいですね。
今回はダルマワシのゲティの近況をお伝えしたいと思います。
扉の向こうで待っているのがダルマワシのゲティです。早くトレーニングがしたくてソワソワしている時です。この後、垂直飛びでアピールしてきます。かわいいですね。
さて、お話するのはゲティの体のメンテナンスについてです。飼育下では爪やくちばしが伸びすぎてしまうことがあります。そうなると整えなくてはなりませんが、動物と人のお互いが安全に...となると保定しなくてはなりません。なるべく体に負担をかけないように、保定無しでのメンテナンスに挑戦しました。
もともと撫でられるのが好きなので、撫でられてうっとりしている間にくちばしからチャレンジ。かまれたらどれだけ痛いのか...経験済みの私は慎重にやすりを近づけました。
んー予想外。チャレンジ初日にできました。特に難しいトレーニングはしていません。
ガリガリと削られているのにうっとり。全然気にしません。
この光景を見た他の職員から、「子どもに歯磨きしているみたい」と言われました。確かにそんな気分になりました。
私の指は食べられているわけではありません(指がある所は噛まれても痛くありません)。
このように口を開けてもらい、下くちばしも実施。絶対嫌がると思っていましたが平気でした。ゲティ優秀。
爪は触るのも嫌がるので、削れるようになるにはしばらく時間が必要。ですが、少しずつできることを増やせたらと思います。
実は、他の鳥たちも着々とこのようなことができるようになっています。またお伝えしたいと思います。
飼育展示係 おおたき