更新日:2020.07.21調べてみました...
更新日:2020.07.21
調べてみました...
皆さんご存じの通りズーラシアでは、絶滅の危機に瀕している動物をたくさん飼育しています。
正門から一番近いところにいるインドゾウをはじめ
国内ではズーラシアでのみ飼育しているセスジキノボリカンガルーなど
現在、ズーラシアで飼育展示している約100種のほとんどが絶滅危惧種に指定されています。
動物たちを見ていてこんなことを思いました。
(絶滅危機になる理由で一番多い理由ってなんだろう...?)
気になってしまったので調べてみました!
今回は、レッドリストのカテゴリーより絶滅危惧Ⅱ類(VU)から絶滅危惧I類 (CR+EN)に含まれる計40種を対象にしました。(アビシニアコロブスのような絶滅危惧種だけど軽度懸念(LC)の動物は今回は含まれません。)
また、1種類に複数の理由が含まれる場合は全てカウントに含んでいます。
(例:リカオンは理由として害獣として狩猟の対象と飼い犬からの伝染病があります。この場合は狩猟と伝染病のどちらもカウントしております。)
皆さんは何だと思いますか?
多かった理由は2つありました。
一つは、人間の狩猟や乱獲による個体数の減少でした。
カンムリシロムクや、ヒガシクロサイなどが当てはまります。
もう一つは、森林伐採や生息地の開発による個体数の減少です。
スマトラトラや、ボルネオオランウータンなどが当てはまります。
どちらの理由も40種中31種が当てはまりました。
ほかにも地球温暖化や戦争による被害などの理由があります。
ではなぜ狩猟や乱獲がいまだに行われているのでしょうか?
開発した地域ではどのような対策が行われているのでしょうか?
皆さんの好きな動物たちがどのような現状なのかを知るだけでも保全に繋がると思います。
今度はズーラシアの絶滅危惧種全種の統計を調べたいです。
事業推進係 古郡