更新日:2020.10.23イノシシだって〇〇量ります!!
イノシシだって〇〇量ります!!
どうも。
みなさんはどんな秋をお過ごしでしょうか?
私は最近ス〇バの大学芋にハマっています。食欲の秋といったところですかね。
さて今回は9月に実施したアカカワイノシシの体重測定の様子を紹介したいと思います。
「イノシシの体重なんて量るの!?」なんて意外に思った方もいると思いますが、動物園では健康管理のために体重測定を行う動物は少なくはなく、アカカワイノシシももちろん例外ではありません!!
ただ普段私たちが使う体重計では小さすぎますし、飼育員が抱きかかえて体重計に乗るなんてこともできませんので、こちらの↓
バースケールを使います!
この2本のバースケールの上に...
板を乗せればこれで準備はOKです!
後はこの上にイノシシたちが乗ってくれれば体重を量ることができます!
乗ってくれれば...
さっそく量っていきましょう!まずは...
タイヨウ(オス)からです!
板の上に少しエサを置いておくのですが、写真のように自信ありげな様子ですぐに体重計に乗り動かずにいてくれるので担当者は非常に助かってます(笑)
タイヨウの次はこちらの↓
キリ(オス)です!
キリはタイヨウのようにスムーズにはいかず...
前肢だけを乗せるこの体勢でエサを食べて去っていこうとします(^^;)
根気強くエサを置き続けて...
ようやく乗ってくれました!
アカカワイノシシは警戒心が強い動物なので見慣れない物にはどうしても警戒します。
ただこれは大丈夫だ!と認識すればそれまで警戒していたことが嘘のように大胆になります!
キリの場合まだ体重計に対して警戒心があるようですね。
続いてはこちらの写真↓がわりと好評な
ギンガ(オス)です!
ギンガもキリと同じように体重計に乗るまでに少し時間がかかってしまいます。
さらにギンガはあと一歩というこの体勢のまま、エサを食べて、なかなか乗ってくれません(笑)
ここも辛抱強く粘って...
なんとか乗ることができました!
こころなしか満足気な表情に見えるのは私だけでしょうか...?
以上で体重測定は終了です!
アカカワイノシシファンの方はお気づきかも知れませんが
一頭登場していませんよね...?
紅一点カスミ(メス)です。
実はカスミは体重測定ができません。
カスミはかなり臆病な性格で見知らぬ物には近づきませんし、業者さんの作業の音にパニックを起こしてしまうこともあります。
今カスミは午後のエサの時間を使い体重測定の練習をしています。
最近は鼻で板に触れる様子も見られるようになってきました!
計測できた際にはブログでご報告をしようと思います!
無理せずがんばろうねカスミ!
イノシシのついでに自分の体重も測定している飼育員 奥田