更新日:2020.10.31最近のオウギバト
最近のオウギバト
みなさんこんにちは。
ブログを読んでいただきありがとうございます。
もうすっかり秋の気候です。
動物たちも、われわれ飼育員もズーラシアの厳しい冬に向けて着々と準備を進めています。
だいぶ夜が冷えてきたので暖房器具の準備をしました。
さて、今回はタイトルの通り最近のオウギバトについて紹介します。
前回のブログでは、非公開施設で飼育しているオウギバト1羽が孵化(ふか)し、順調に成長しているとお伝えしました。
同じ非公開施設で飼育していた別のペアも、なんと9/9に孵化しました!!!
2018年にウォークインバードケージでペアになってから、落ち着いて繁殖できるよう非公開施設で飼育していました。
2018年から2019年にかけては、卵を温めるのを途中でやめてしまったり、せっかくヒナが孵化しても育てるのをやめてしまったり、なかなかうまくいきませんでした。
卵を温めているときはなるべく刺激しないように作業をしたり、巣の形をちょっと変えてみたり、オウギバト任せにしてみたり、いろいろ工夫を重ねてみましたが、うまくいかない日々が続き、「もう今年ダメだったらいったんウォークインバードケージに戻そうか...」と相談していたところだったので、無事孵化した時は本当にうれしかったです!!
▲奥にいるのが最近のヒナです。今は暖房がついているあたたかい部屋にいます。
先日無事に巣立ち、これから体がさらに大きくなっていきます。
もう1羽の今年生まれのヒナと同じく、ウォークインバードケージデビューは来春になりそうです。楽しみにお待ちください。
さらにもう1つお知らせがあります。
ウォークインバードケージのオウギバトにも少し変化がありました。
現在、オス4羽、メス5羽の計9羽が暮らしています。
なんと、今年はペアが2組できました!
2018年に江戸川区自然動植物園から来園したNo.44(黄緑色)と、ズーラシア生まれのNo.48(橙色)
そして、同じく江戸川区自然動植物園から来園したNo.45(水色)とズーラシア生まれのNo.38(水色)の2ペアです!
このブログを書いている10/25現在、No.44とNo.48は抱卵中です。
▲ウォークインバードケージ中央、桜の木の高いところに巣を作っています。
No.38とNo.45も巣材を運び、巣を作っています。
もしかしたら、巣材を運んでいる姿が見られるかも?
▲こちらのペアは、ウォークインバードケージ入ってすぐ、橋の上にあるクワの木に巣を作っています。
今後、昨年のように孵化、そして巣立ちまで順調にいくことを願っています!
おまけ
そういえば、以前ブログでお伝えしたモヒカンオシドリは、すっかり立派な繁殖羽に生え変わりました!!
▲オスの鮮やかな羽は、10月~6月の期間に見ることができます。
ウォークインバードケージの池で、メスにアピールしている姿が見られますよ~☆
今年孵化したオシドリも、1羽はオスの羽が生えてきました!
もう1羽はくちばしも赤くならず、オスの羽も生えてこないので、メスだと思います。
オス1羽、メス1羽は、来年から繁殖に参加できるかな...?これから楽しみです!
▲左側が今年生まれのメス、右側が今年生まれのオスです。
秋はサツマイモ味の食べ物がいっぱいでうれしい いいじま