更新日:2022.04.27世界バクの日
世界バクの日
4月27日は世界バクの日です!
世界バクの日(world tapir day)とは??
中南米と東南アジアに生息するバクの生態や、生息地が開発のために減少し絶滅の恐れがあるバクの保護を世界中で呼びかけるための日で、2008年に制定されました。
マレーバクの成獣はツートンカラー。
対して赤ちゃんは、親とは全く異なるうり坊柄です。
以前ブログでもお伝えしましたが、(→過去のブログはうり坊成長日記 うり坊柄の秘密は?から!)私も頭ではわかっていたものの、ひでおの体の模様の変化を間近で見ることでき、彼らの厳しい野生を生き抜くための術に改めて感動しました。
バクは植物の葉を食べる草食動物。
排便は水場で行い、自分の痕跡を極力残しません。
バクは、植物を食べることにより元々あった場所から遠いところにタネを運んでくれる"種子散布者"という、重要な役割があるんですよ。森を豊かにしてくれる生き物です。
ブラッシングすると、無防備にゴロンと横になってしまうバクですが...その反面、見慣れない物や音にとても驚いてしまう警戒心の強い一面も。
ミャンマー南部からマレー半島、スマトラ島の熱帯雨林に暮らすマレーバク。森林開発によって野生のバクの生息地の減少が進んでいて、絶滅危惧種に指定されています。
今回世界バクの日を偶然知った方、マレーバクの赤ちゃんを通してバクに興味を持ってくださった方や元々知っていた方...たくさんいらっしゃると思います(^^)遠い国で起こっている、私たちに関係のないこと...だとは思わずに、今からできることを無理なく始めてみませんか。
一人一人の行動を少し変えるだけで、同じ地球に棲む野生動物を守る事につながります(^^)
私は...ついうっかり部屋の電気を消し忘れてしまうことをなくすのと、お水の無駄遣いを気をつけようと思います!
これからも、同じ地球で暮らす生き物たちと共存して生きていけますように。
マレーバク担当矢口