更新日:2023.09.24リカオン人工哺育記4 おさらい編
更新日:2023.09.24
リカオン人工哺育記4 おさらい編
みなさんこんにちは。
リカオンの子どもたちの成長を絶賛振り返っているブログです。
写真を選びながら、あぁ、こんな小さかったんだな・・・と、見入ってしまう担当者です。
さて、今回は哺乳瓶の乳首がなかなかしっくりこなかった時期を振りかえっていきます。
12月28日撮影のこちらの2頭。
生後11日のニコ。
生後10日のニナ。
前回のブログでお伝えしたように、1頭ずつになるように保育器の中が段ボールで仕切られています。
(前回のブログ:リカオン人工哺育記3 おさらい編)
こちらは1月3日撮影の2頭。生後17日ほどです。2頭で数日の差がありましたが眼が開きました。
生まれてから、数時間ごとに哺乳瓶でミルクを与える日々。生後間もなくは、夜間にも哺乳をしていましたが、お正月頃には7:00~19:00の間で5回の哺乳でした。
最初は「子犬・子猫用乳首」を使用していましたが、飲んだり飲まなかったり、あるいは飲ませたい量を飲ませるためにかなりの時間を要していました(特に哺乳初心者の担当が・・・( ゚Д゚))
乳首先端の穴をちょっと広げてみたり、十字にスリットを入れてみたりしましたが変わらずでした。
1月2日、乳首を「大型犬用」に変えてみたところ、
すこぶる飲み始めました。ちょっと鼻から出ちゃってますね・・・
だいぶ時間がかかってしまいましたが、フィットした乳首で哺乳できるようになりました。
ちなみに
左の透明なほうがシリコン製の子犬・子猫用乳首、右の黄色いほうがゴム製の大型犬用乳首です。
上から見ると大きさがだいぶ違いますよね。
リカオンの場合、乳首のゴムの部分が見えないくらいまで深くくわえこむとよく飲めるようでした。
(飼育展示係 橋本)