更新日:2023.11.20同居練習中
更新日:2023.11.20
同居練習中
こんにちは、シシオザル担当です。
最近ナツ、ハニイと赤ちゃん2頭の話題ばかりになっていましたが、今回は赤ちゃんの父親であるマロンも関係するお話です。
今年の8月まではマロン、ナツ、ハニイの3頭は群れで飼育をしていたのですが、現在はマロンは1頭で生活をしています。というのも、ナツとハニイの出産予定日が近付いてきた時期にマロンが初めて見る赤ちゃんに対してどんな反応を示すのか予測できなかったため、安全策としてマロンを分けて飼育することにしたのです。
しかし、シシオザルは野生では20頭前後の群れで生活をしています。そういった生態を考慮するとなるべく群れで飼育をする方が望ましいと考えました。
そこで、ハマーとマナが無事に産まれて順調に成長してきたので、次のステップとしてマロンを含めた群れを形成することにしました。
まずはお互いに存在を認識してもらい、攻撃的な反応がないか確認するために金網越しにお見合いを重ねました。幸いマロンはハマーとマナを見ても強い反応はなく、ナツとハニイとも金網越しに挨拶をする様子が確認できたので、同居させても闘争になる可能性は低いと判断できました。
(網越しにマロンに挨拶するナツ)
そして休園日にマロンとナツ、ハニイ、ハマー、マナの同居練習を実施しました。
マロンは何度かナツとハニイにマウントしていましたが、ハマーとマナには無関心な様子でした。
(ハニイにマウントするマロン)
この日は初めての同居練習だったので1時間程度で部屋を分けましたが、現在は少しずつ時間を伸ばしながら終日同居を目指しているところです。
展示場で5頭の群れを観察できる日を楽しみにしていてください。
シシオザル担当 岡﨑