更新日:2024.11.2125周年企画展をちょい見せ!
25周年企画展をちょい見せ!
今年の冬の企画展として、「Back ZOO the Future」を実施します!
12月4日(水)~3月3日(月)の3か月間実施する企画展で、会場はアマゾンセンターです。
イベントの詳細はこちら
今回の企画展では、さまざまな視点からズーラシアの25年間を振り返ります。様々な目線で振り返ることで、より動物やズーラシアを好きになっていただければと思います。
また、それぞれの視点共通して「どのように受け継がれているのか?」をテーマに置いて作成しています。
このブログでは、そんな企画展の内容を、ちょい見せしたいと思います!
①パネル展示 ロビンの破壊史
ズーラシアで飼育しているボルネオオランウータンのロビン(オス)は開園当時からいた個体です。
こちらは、最近のロビンの写真。
そして、こちらは開園当時のロビンの写真です。1999年ですので、写真の画質も低いですね。
ここで注目いただきたいのは、顔周りのフランジ(優位なオスのみに発現する顔周りの脂肪やコラーゲン)です。このとき8歳だったロビンには、まだフランジがありませんでした。
それと同時にやんちゃもすごかったそうで、様々な破壊伝説があります。
こちらの写真の赤枠で囲まれた岩たち。今はコンクリートで固められているため、動かすことはできません。そもそも巨大すぎて、重機を用いてここに設置したそうで、開園当時はコンクリートではなく土で固めて、地面にしていたそうです。
そんな巨岩を、なんとロビンは動かすことができたそうです・・・
このままでは、いろいろと危険!とのことで、コンクリートで固める改修工事がされたとか。
当時の基準では問題は無かったものが、更新されていく瞬間です。
ロビンの他にも、パネル展では開園当初からいる動物たちについて紹介していきます!
②写真展示 あのときのあの子たち
今飼育されている動物たちの幼い頃をまとめた写真を展示します。
1枚目 2014年 メガネグマの美雨、雪雄、美雪
雪雄と美雪がまだ、美雨と一緒にいたときの写真です。2頭の愛称に「雪」が付いているのは生まれた日が大雪だったことが由来だそうです。
2枚目 2003年 ボウシテナガザル ゴマ
直近の人工哺育で育ったボウシテナガザルはプロイですが、展示場で元気よく暮らすゴマも実は人工哺育で育ちました。写真でみると...プロイにそっくりです!オスなので体が黒くなり始めているところが違いますね。
写真展示では、他にもテーマを決めて掲示する予定ですのでお楽しみに!
③標本展示
園内で飼育されていた動物たちの一部は標本として保存しています。こちらの写真は、オセロットのメロディやユーラシアカワウソのオッチーの剥製標本です。
メロディは、日本で飼育された最後のオセロットであると共に(2024年現在)、とても長生きした個体でした。
オッチーは、ハチベエとユイの間に生まれたオスのユーラシアカワウソです。現在、ズーラシアで飼育しているヨーロッパ亜種ではなく、中国亜種の個体でした。
企画展では、彼らの他にも園内で保管している一部の標本を解説します。
いかがでしょうか?
このブログを通じて、少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。
3ヶ月間と長い期間やっていますので、ぜひ一度は見に来ていただければと思います!
事業推進係 古郡