更新日:2024.02.29
ゴールデンターキンの繁殖生理に関する共同研究の成果について
このたび、よこはま動物園で飼育しているゴールデンターキンについて、岐阜大学動物繁殖学研究室との共同研究の成果が発表されました。
よこはま動物園、東京都多摩動物公園、岐阜大学動物繁殖学研究室の連携研究成果です。国際誌である「Animals」に掲載され、Web上でどなたでもご覧いただくことができます。
論文タイトル:Reproductive Seasonality, Estrous Cycle, Pregnancy, and the Recurrence of Postpartum Estrus Based on Long-Term Profiles of Fecal Sex Steroid Hormone Metabolites regarding Zoo-Housed Female Golden Takins (Budorcas taxicolor bedfordi)
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当園で飼育している個体を含む飼育下のメスのゴールデンターキンについて、糞に含まれる性ホルモン代謝物を長期間にわたり分析し、繁殖季節、発情周期、妊娠、出産後の発情回帰などの生理について解明したものです。当園は、糞の採取や個体の観察記録、世界の飼育状況等の記述について担当しました。
今回の研究を当園でのより適切な飼育や生息域外保全に役立てるとともに、今後も飼育動物の飼育環境改善や野生生物の保全等につながる調査研究に積極的に取り組みます。