更新日:2024.11.20ありがとう、イッチャン
更新日:2024.11.20
ありがとう、イッチャン
こんにちは。
今回は悲しいお知らせです。
ニホンザルのイッチャンが、11月15日に死亡しました。
イッチャンはズーラシアの開園に合わせてかみね動物園から来園したニホンザルで、開園からずっと25年間ズーラシアで元気に暮らしていました。
今年で推定32歳と高齢にも関わらず、餌をもらう時は誰よりも前にいました。
とっても食いしん坊なサルでした。
頭の毛がやや剃り込みが入ったみたいになっていて、とても特徴的な(ちょっと強面・・)顔立ちのサルなので、私もすぐに覚えることができました。
9月になるとニホンザルたちが繁殖期に入り、群れ内の喧嘩が少しずつ多くなってきます。
イッチャンは群れの中でも強いメスだったのですが、今回喧嘩に巻き込まれてしまい、負傷しました。
ニホンザルの場合、怪我などの治療のために群れから離してしまうと、回復後に再度群れに入ろうとする時に、仲間たちと仲良くできずに群れに入れなくなってしまうことが多々あります。
そのため、はじめはイッチャンを群れの中で過ごさせたまま、怪我の様子を見ていましたが、怪我の状態が良くならないことから、群れから分けて動物病院に入院させて治療を行っていました。
おやつの入っているフィーダー(容器)を一番活用してくれたイッチャン。
ちょっと強面だけど、かわいい面もたくさんもっていました。
雪が積もったってへっちゃら!
いつも何かもぐもぐ食べていたね。
頬袋をぱんぱんにしながらおいしそうに食べている姿も大好きでした。
食いしん坊のガッツのあるイッチャンに会えなくなるのは寂しいですが、私の心の中ではイッチャンはずっと特別な存在です。
今までズーラシアのニホンザルの群れを支えてくれてありがとう。