更新日:2024.12.18ミーアキャットブログ ひとり暮らし
更新日:2024.12.18
ミーアキャットブログ ひとり暮らし
みなさま、こんにちは!
少し前に右側の展示場のミーアキャットが6頭出園しました!というブログを書きました。
その時のブログはこちら:ミーアキャット6頭が出園しました!
実は、右側の展示場のミーアキャットの群れはもともと7頭。
あと1頭は...?というと、ズーラシアに残り、現在ひとり(1頭)暮らしをしています。
愛称はアル。6歳の凛々しい顔をしたオスの個体です。
現在、右側の展示場の群れは少し寂しく感じますが、先日の群れの移動は、ズーラシアでアルの群れを新しく作るためのものでした。
ミーアキャットの群れは、一番優位なメスとそのペアの優位なオス、その兄弟姉妹や子どもたちで構成されます。
群れの繁殖は優位なメスとオスのみがおこない、それ以外の個体はヘルパーと呼ばれ、繁殖はせずに子育てを手伝います。
左の展示場の群れの場合はアミとマモルとその子どもたちです。
そんな性質を持つミーアキャットの群れ。野生では群れを離れたオスとメスがペアになり群れをつくると考えられますが、動物園では人の手によって移動を行い、群れの管理を行う必要があります。
右側の展示場の群れは優位なメスがいなくなり、優位なオスも高齢になってきたことからか繁殖が止まっていました。
そのため、このままでは高齢化が進み、群れが途絶えてしまうという状態でした。
そこで今回、新しく繁殖を行うために移動を行ったというわけなのです。
アルも1頭暮らしになった当初は落ち着かない様子が見られましたが、最近は落ち着いて過ごしています。
担当者の掃除を見にきたアル。
寒さ対策のために巣箱に入れた牧草をたくさん掘って出てきたアル
アルには少し心細い思いをさせてしまっていますが、新しい群れつくりを楽しみにしていてくださいね。
ミーアキャット担当