よこはま動物園ズーラシア公式サイト

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更新日:2025.01.06

よこはま動物園が環境省から「認定希少種保全動植物園等」に認定されました

よこはま動物園は、2024年12月5日付で環境省から「認定希少種保全動植物園等制度」における「希少種保全動植物園等」に認定され、このたび認定証を受領しました。

 

本制度は、希少種の保護や増殖について一定の基準を満たす動植物園等を環境大臣が認定する制度です。「種の保存法」の改正によって2018年6月1日に始まりました。制度の創設以降、2024年12月27日現在、よこはま動物園を含む22の施設が認定されています。横浜市立動物園としては、金沢動物園も認定されています。

 

認定を受けた施設は、繁殖のために希少種を移動させるための手続等、従来必要だった規制が原則として適用されなくなります。また、本制度によって次のような効果が期待されています(環境省ホームページより)。
・ 繁殖等に向けた他園館との円滑な個体移動等による生息域外保全の連携体制構築
・ 多くの来園者に対する、希少野生動植物種に関する環境教育・普及啓発の促進
・ 動植物園等が持つ「種の保存」という公的機能の明確化・社会的な認知度の向上

申請にあたっては、施設で取り扱う全ての希少野生動植物種について申請し、国の認定を受けることになります。よこはま動物園の認定対象種は、「国内希少野生動植物種」が4種、「国際希少野生動植物種」が27種です。

 

よこはま動物園は1999年の開園以来、野生生物の保護や増殖に取り組んできました。2006年以降は環境省や国内の他の動物園、研究機関とも連携したツシマヤマネコの飼育・繁殖技術確立の取組を進める等、日本固有の希少種、外国産の希少種ともに保全してまいりました。今後も引き続き、希少な野生生物の保全や普及啓発に努めていきます。

認定証.jpg

 

国内希少野生動植物種(4種) 国際希少野生動植物種(27種)
コウノトリ、オオワシ、タンチョウ、ツシマヤマネコ マナヅル、レッサーパンダ、ヤブイヌ、チーター、ウンピョウ、ライオン(ライオン・インドライオン)、ヒョウ(アムールヒョウ)、トラ(スマトラトラ)、カワウソ(ユーラシアカワウソ)、メガネグマ、アジアクロクマ(ニホンツキノワグマ)、モウコノウマ、ヒガシクロサイ、マレーバク、シシオザル、テングザル、アカアシドゥクモンキー(アカアシドゥクラングール)、チンパンジー、オランウータン(ボルネオオランウータン)、ボウシテナガザル、アジアゾウ(インドゾウ)、ニジキジ、コサンケイ(ベトナムキジ)、カンムリセイラン、カンムリシロムク、ヨウム、フンボルトペンギン

 

【参考】(環境省ホームページ※外部サイトにリンクします)

認定希少種保全動植物園等制度について

認定希少種保全動植物園等制度について

「種の保存法」(絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律)の概要