更新日:2016.11.300歳と50歳
0歳と50歳
9月4日にミラクルとコブヘイの間に生まれた「コウタロウ」。
生まればかりの時はかなり体も小さかったのですが、
生後約3か月を迎え、体も少しずつ大きくなり顔つきもだいぶしっかりしてきました。
コウタロウに対する他のチンパンジーの反応は様々ですが、一番コウタロウに興味を持ったのは推定50歳のピーコさんです。
最初にコウタロウと対面した時から触ってみたくて仕方がないようで
ミラクルお母さんのご機嫌を取りながら、そーっと手を伸ばして少しだけコウタロウに触れてみようとします。ミラクルも強くつかまなければ触らせてくれるので何度も何度もコウタロウに触ろうとしていました。
ここ数年は群れの中の順位が低くなり、ひとり暮らしをしていたピーコさんですがミラクルとコウタロウと一緒にいたそうな様子がみられたこと、コウタロウのお姉ちゃんのルイが5歳になりミラクルお母さんと別の部屋にいても騒がなくなったことから、最近では午前中にピーコさん、ミラクル、コウタロウの3頭で一緒にいること多いです。
すると、これまであまり見られなかったピーコさんとミラクルが一緒に遊ぶ姿が頻繁に見られるようになり、ミラクルも嬉しそうに笑い声をあげています。
そして、チャンスがあればコウタロウに触ろうとするピーコさん。
(ちなみに3頭の動画は野毛山動物園You Tubeでご覧いただけます。 https://www.youtube.com/user/nogeyamazoo401)
0歳のコウタロウが50歳のピーコさんの良い刺激になっているようで、良く動くようになったためか、ピーコさんの食欲も更に増えてきました。
12月8日には野毛山動物園来園50年を迎え、推定51歳になるピーコさん。
苦手な寒い冬がやってきますが、これからも野毛山一の長寿としてまだまだ長生きをしてコウタロウの成長を見守ってほしいと心から願っています。