更新日:2020.12.02カグーのあったまるーむ
カグーのあったまるーむ
みなさん、こんにちは!
今回はカグーの寒さ対策について紹介します!
まず初めに、野生のカグーはどのような地域に生息しているのかご存知でしょうか?
カグーはオーストラリアの近くにあるニューカレドニア島に生息しています。
ニューカレドニアは亜熱帯気候で、基本的にあたたかい地域です。
そのため、ニューカレドニアに生息するカグーにとって、日本のこの時期の気候はあまり適していません・・・。
寒さが苦手なんです・・・。
人と同じようにあったかい服をカグーに着させるわけにはいきませんし・・・。
では、どうやって対策しているのかというと・・・・
野毛山動物園のカグーの寝室にはなんと!!
寒さ対策として、ヒーターがつけられています!
しかも、1部屋に2台ずつあります!合計4台です!
(天井につけられています)
このヒーターは室温が19℃以下になると、自動に電源がつくよう設定されています。
そして、室内があたたかくなると自動で電源が切れるようになっています。
どうやって温度がわかるかというと、2枚目の写真の緑色のものの先端に銀色のセンサーがついていて、そこで温度を感知するしくみになっています。
このヒーターのおかげですぐに室内がポカポカにあたたかくなります!
とっても便利で、すばらしいですね~!
また、日中は寝室と展示場のどちらも行き来きできるように少しガラス扉を開けているのですが、
この時期は開けすぎると室内が冷えてしまうため、カグー1羽分通れるくらいのスペースを開けています。
(展示場に出ようとするミドリン)
そして、この時期ならではのカグーたちはこのようになります!
(ムラリン)
他の鳥類でも同じですが、
寒さをしのぐために、からだをまんまるにしているときがあります。
からだの熱を逃がさないように、羽と羽の間に空気を入れて、羽をふくらませて丸くなっています。
まんまるでとてもかわいいなぁと思います。
タイミングが良ければ、この姿を見ることができるかもしれませんので、
ぜひ機会がありましたら見に来てくださいね!
(カグー担当 カネコ)