傷病鳥獣保護
高病原性鳥インフルエンザ防疫対策に伴い、令和6年10月5日(土)から当面の間、けがや弱った鳥類の受入れを休止させていだきます。園内で飼育する鳥類を守るための措置となりますので、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
横浜の動物園では神奈川県から委託を受けて、県内の野生動物がけが、病気等で生命の危機にある場合、これらを保護、治療し自然に帰す取組みを行っています。
※動物園では野生鳥獣の捕獲や運搬はおこなっておりません。お持ち込みの際には必ず事前にご相談ください。
※神奈川県外の場合は、各都道府県にお問合せください。
保護する前のお願い
●野生動物は、必ずしも保護が必要な訳ではありません。
自然の中では多くの生き物が繋がりあい、そのバランスが保たれています。また、野生動物を捕獲したり飼育したりすることは、一時的に保護する場合を除き法律で禁じられています。けがや病気の野生動物を見つけても、野生のままで人の手を貸さないことが基本です。自然の営みに任せましょう。
●誤認保護が増えています。
春から夏(5月から7月)の時期は、「巣立ちビナ(巣立ったばかりのヒナ)」や「子タヌキ」の保護事例が多く見られます。
-巣立ちビナは、姿も頼りなくほとんど飛ぶことができないため、誤って保護してしまう事例が多くなっています。しかし、親鳥のもとで社会性やエサの取り方を身に着けている最中で、親が責任をもって育てていますので、そっと見守ってあげましょう。
日本鳥類保護連盟「ヒナを拾わないで‼キャンペーン」についてもご参照ください。
日本鳥類保護連盟「ヒナを拾わないで‼キャンペーン」※外部サイトにリンクします。
-タヌキは親が子どもたちを残したまま食べ物を探しに出かけます。また、人の生活圏のなかでも子育てをするため、親がいない間に誤って保護されてしまうことが多くあります。けがをしていたり衰弱していたりする場合を除き、一度離れて親の帰りを待つようにしましょう。
●伝染病の予防などのため、動物を触った後はせっけん等で手をよく洗いましょう。
また動物捕獲後、移送に使ったタオルや箱などはなるべく捨てて再利用は避けましょう。
けがや病気の野生動物をみつけたら
哺乳類の場合
種類とけがの程度を確認してください。よくわからない場合や大量の出血、骨折等で保護が必要な場合はご連絡ください。
鳥類の場合
種類とけがの程度を確認してください。猛禽類(ワシやフクロウの仲間)など爪やくちばしがとがった鳥は近づくと危険な場合があります。また小さな鳥は拾われたときのショックで死亡してしまうことがあります。扱いがわからない場合や、保護が必要な場合はご連絡ください。
病気かもしれない動物の場合
明らかに病気とわかる場合は、素手で触らずに、まずお問合せください。もし触る必要がある場合は手袋などをして、触った後は手をよく洗ってください。
その他の動物について
その他の動物、よくわからない動物の場合
気が荒く近づくと危険な場合や、毒や牙を持った動物の可能性もあります。触れたり近づいたりする前に必ずお問合せください。
明らかに家畜・ペットとみられる動物の場合は、拾得物になりますので警察に届けてください。
受け入れできない動物について
神奈川県では、以下の動物を受け入れることができません。保護された動物の種類によっては受け入れをお断りさせていただくことがありますので、予めご了承ください。
―ドバトとカラス(ハシブトガラス、ハシボソガラス)
―アライグマ、タイワンリス、ガビチョウ、ソウシチョウ等の特定外来生物
―ハクビシン等の外来種
―大型ほ乳類(シカ、カモシカ、サル、イノシシ、クマ)、海棲ほ乳類
お問合せ先
神奈川県立自然環境保全センター※外部サイトにリンクします。
厚木市七沢657
TEL:046-248-0500
定休日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月28日から翌年1月4日まで)
よこはま動物園ズーラシア
横浜市旭区上白根町1175-1
TEL:045-959-1000
休園日:毎週火曜日(祝日の場合は開園し翌日休園)、12/29~1/1
野毛山動物園
横浜市西区老松町63-10
TEL:045-231-1307
休園日:毎週月曜日(祝日にあたる場合は翌日)、12/29~1/1
金沢動物園
横浜市金沢区釜利谷東5-15-1
TEL:045-783-9100
休園日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日休園)、12/29~1/1
※動物園での受け入れ時間は、9:30~16:30となります(休園日を除く)。時間外での受け入れは原則行いませんので、後日お持ち込みいただくか、事前にご相談いただきますよう、ご協力をお願いします。
※職員がお受け取りに伺うことはできませんので、必ずご自身でお持ちくださいますようお願いします。