更新日:2018.06.28エゴノキのおはなし その2
更新日:2018.06.28
エゴノキのおはなし その2
5月のブログでエゴノキのおはなしをしましたが、
さいきんのエゴノキは実が鈴なりになっています。
まんまるのかわいいエゴノキの実のなかに、
不思議な形のものを発見しました。
バナナを束ねたような形のもの、
はて?何かしらと、調べてみました。
これは実でも花でもなく、虫こぶ(虫えい、ゴール)でした。
犯人の名前は「エゴノネコアシアブラムシ」。
バナナのようなものは、このアブラムシの刺激で、
エゴノキの芽が変形し(虫こぶ)、
この虫こぶのなかでアブラムシが増殖するそうです。
虫こぶの表面のフリースみたいな質感と、
柔らかく湾曲した形が、ネコの足に似ているので、
この名がついたのでしょうか。
自然は不思議ですね!
エゴノキの近くの雑木林では、ヤマユリが咲き始めています。
ヤマユリはもともと日本の雑木林にごく普通に生育する大型のユリです。
とても香りが強く、遠くで咲いているヤマユリを甘い香りで感じることができます。
花が大きい割に茎が細くて柔らかいので、
斜面で生育したユリは水平に茎が伸びていたり、
ほかの植物にしながれかかったりしながら、
美しい花を咲かせる特徴があります。
ヤマユリは開花まで5年かかるといわれています。
美しいヤマユリを、みなさんで見守ってください。