更新日:2018.07.14夏のある日
夏のある日
毎日、猛暑が続いていますが、
みなさまいかがおすごしでしょうか?
わたしたちは、冷房のある場所で一息ついたり、
そうめんやかき氷を食べたりして、
暑さをやりすごすことができますが、
さて、児童遊園地でくらす生きものたちは、
どうしているでしょうか?
観察しにいってみました。
児童遊園地の池のまわりではトンボがたくさん飛び交っていました。
その中で写真に収められたのは、オオシオカラトンボ。
こちらはメスです。
ムギワラトンボに似ていますね。
ムギワラトンボは正式にはシオカラトンボのメスのことで、
オスとメスでまるきり違う色をしているので、
違う種類と思っている人も多いですね。
そして、下の写真がオオシオカラトンボのオスです。
オオシオカラトンボは、開けた場所が大好きです。
夏の暑さなんてへっちゃらなトンボです。
それから、夏らしい自然のBGMといえば、こちらですね。
アブラゼミ(の抜け殻)です。
児童遊園地では、ニイニイゼミやミンミンゼミ、アブラゼミが、
勢いよく鳴き始めました。
これからどんどん羽化をするので、
地面が穴だらけになるでしょう。
セミも暑さに強い生きものですね。
そういえば、北海道で暮らすヒグマは、
セミの幼虫が大好きなんだそうです。
大きな木の根元はだいたい掘り返されていて、
ぜんぶヒグマがセミの幼虫を探したあとだとききました。
体の大きなヒグマの好物がセミの幼虫とは、
ずいぶんかわいらしいですね。
最後は、梅園で草刈りをしていた職員がいましたので、
登場してもらいましょう。
この暑さで、公園の草はどんどん伸びてきます。
通路のそばは、歩きやすいように、
こまめに草刈りをしないといけません。
でも、炎天下の作業は、暑い暑い!
安全のため、ヘルメットとフェイスガード、マスクにナイロン製のエプロンをつけるので、
すぐに汗だくになります。
暑さに負けないように、
水分補給や休憩をしながら、毎日、草刈です。
でも草刈が終わって、園路がきれいになると、
とても気持ちがいいです。
作業中は、一時通行できないこともありますが、
ご協力いただければと思います。
こんな暑い夏の日でも、
いろいろな生きものを、
観察することができましたね。
まだまだ暑い日が続くと思いますので、
みなさま、ご自愛ください。