更新日:2017.09.26秋のボリュームアップ
秋のボリュームアップ
夏の頃は花が少なくて緑を満喫できる庭園でしたが、秋の暦が進むのにつれて鮮やかな色が増えつつあります。
ヒガンバナはやはり彼岸の中日の頃をピークに咲いているようです。
アザミの多くは秋に咲くのだそうです。
地味なところではチャノキの花が咲いています。
広く咲き誇っているのはマルバフジバカマです。庭園内の至る所で草むらに白い飾りつけをしたようになっています。
内苑と外苑を結ぶ階段の横に大きな花を咲かせているのはフヨウです。
あじさい園の辺りではタイワンホトトギスが次々と花を開いています。
クサギは白く可憐な花を咲かせてチョウを誘います。
同じクサギのなかまのボタンクサギは休憩棟の前に咲いています。
日に日に漂わせる香りを増やしているのはキンモクセイです。
実りの秋も色づいてアピールしています。
階段の横のフヨウの近くではハナミズキが紅葉をはじめており、実もずいぶん赤くなりました。
四季の花苑ではしばらく輝いていたハマナスの実がしぼんできたのと入れ替わりに赤い実が増えました。
正門の近くではオトコヨウゾメに赤い実がなっています。
花や実を探索しているとたいがい虫に出会います。
ナワシログミやホソバヒイラギナンテンの花にはいろいろな虫が集まってきます。
イチモンジセセリ
クマバチ
ホシホウジャク(スズメガ)は止まっていると最新鋭の航空機のようなスタイルで地味な色ですが
飛んでいると鮮やかな黄色の模様が見えます
ホソバヒイラギナンテンのつぶつぶのつぼみや花はスズメバチの好物です。俣野別邸の近くにはこの時季に見られるオスのオオスズメバチがいました。
内玄関にはトゲナナフシが来ていました。立派に育ったものです。
9月もそろそろ終わりですが、コクワガタのメスが昼から動いていました。
俣野別邸から富士山の山頂が真西に見えるので、秋分の日の前後で太陽が山頂の火口に沈むような情景が見られるはずだったのですが、富士山は毎日雲の中でさっぱり姿を見せません。次は春分の頃に期待します。
[桐]