更新日:2018.02.03雪と椿
雪と椿
今季は寒さの際立つ冬となっていますが、そんな中でも俣野別邸庭園ではイベントがいろいろありました。
「手のひらサイズの苔庭 苔テラリウムを作ろう」では、日本ガーデンデザイン専門学校の協力で苔テラリウム作りの体験をしました。
透明な容器の中で苔を栽培することができます。苔の他に小物を置いて飾り付けると、のぞいて楽しい小さな癒やしの空間が完成します。何かを作る作業は参加のみなさまとても楽しそうです。
その翌日は俣野別邸で落語を聞くイベントがありました。
正月にカルタ取りがよく行われる百人一首を題材にした「千早振る」と、同じく庶民のくらしが描かれている「厩火事」、ともに人生のベテランとちょっとおっちょこちょいな人たちが絡む軽妙な掛け合いで、参加のみなさまもたくさん笑えたようです。
1月26日は「文化財防火デー」です。昭和24年1月26日に,法隆寺の金堂で火事があり壁画が焼損したことから企画されたそうです。俣野別邸も火災に遭っているので、防火の設備はことのほか厳重になっています。今年はこの防火設備のひとつである自動放水消火装置を地元のみなさまに見ていただく機会として消防訓練を実施しました。
この後、消火器の使用方法の訓練を行いました。ご参加いただいたみなさまありがとうございました。
俣野別邸の周囲には温度センサーが設置されており、近くに火の気があると自動的に消火装置が作動します。火気厳禁、禁煙となっていますのでご注意ください。(夜間は侵入防止装置と監視装置も働いています)
そしてまた雪が降りました。
あまり積もらずすぐ融けてしまいましたが、また少し雪景色を見ることができました。
ヒヨドリがツバキの花にくちばしをつっこんで蜜をなめています。
くちばしがツバキの花粉で黄色くなりました。ドヤ顔ですが化粧のつもりではありません(たぶん)。
野鳥を見る会も行われました。鳥の都合はよくわからないので今回は少ししか鳥に会えませんでしたが、冬の林は葉が少なくて鳥を見つけやすいのでまたチャレンジしていただきたい次第です。
あわてて撮ってもメスのルリビタキには焦点が合わず。(ユーレイではありません)
寒い日は続きますが、いくらか緩む日もあるようです。
紅梅の枝も色づいています。
[桐]