更新日:2024.12.15果樹剪定講座
更新日:2024.12.15
果樹剪定講座
本日午後1時より、果樹剪定講座を開催しました。
講師は、日本ガーデンデザイン専門学校の井出勝美先生です。
果樹園のウメやカキノキを使って、どの枝を残して剪定を行うかレクチャーしていただきました。
▼本日のテキスト
▼剪定とは木を切ることにあらず
剪定とは、樹木の役割と庭全体のバランスを考え、日照や風通しを良くし、樹形を整えていく作業です。
▼ウメの剪定
公園のウメの剪定は丸い樹形を目指します。
ウメにはすでに花芽があり、来春に花が咲き、実がなります。混みあった枝の中から不要な枝を取り除き、手のひらを広げたような形に整えるのが理想。剪定は外芽の上で切るのが基本です。
▼はしごは枝に対して直角になるよう設置します。枝を間引く目的は、日陰を作らないように枝を整理し、空間を作ること。
▼カキノキの剪定
今ある充実した枝から、芽が出て枝が伸び、その枝に花が咲き実がなります。
ウメと同じく不要な枝を取り除き、整理します。
来年実をつけるための剪定は枝の付け根から取り除き、再来年の為の枝は充実した枝を1/3カットします。
▼参加者にも剪定する枝を考えてもらい、答え合わせをしながら剪定。
剪定した切り口をきれいに仕上げると木の再生力が強くなります。講師のおすすめは、パイプ管などをカットするときに使用するパイプソー。刃が薄く目が細かいため切り口がきれいに仕上がるのが特徴です。
▼剪定後は、切り口に癒合剤などを塗ると菌の侵入を防ぐことができます。
講習後は、参加者から庭木の剪定について多くの質問がありました。
とてもわかりやすく丁寧に剪定のコツを指導していただきました。
参加された方も納得し、満足された様子でした。