更新日:2024.05.21うちのプラタナス
更新日:2024.05.21
うちのプラタナス
プラタナスは世界中の街路樹としてよく利用される樹種で、ニレ、ボダイジュ、トチノキ(マロニエ)と共に世界四大街路樹と言われているそうです。
虫も付きにくいですし剪定にも強いので、下枝を上げることが比較的容易です。傍に車が通っても大丈夫な空間を作る上で都合が良い、という現実的な理由もあって、よく街路樹に利用されるのかもしれません。
道路によって異なりますが、街路樹は地面から3.0-4.5mぐらいの位置に枝がかかってしまうと、建築限界超えということで下枝が剪定されます。また、上方は伸びれば電線等にかかるといった理由で、これまた高さを詰められてしまいます。街路樹は道路の付帯施設という位置づけなので、どうしても樹木が使える空間が小さくなりがちで、残念ながら不自然な樹形になってしまうことが多いです。富岡総合公園のすぐ近くにもプラタナスの街路樹があります。宜しければストリートビュー等で見てみてください。
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さて、何も街路樹にケチをつけるつもりでこれを書いている訳ではありません。
街路樹は、中々厳しい環境に置かれているということを念頭におきながら、それに比べて割と恵まれている富総のプラタナスを是非見ていただければと思います。
のびのび枝を伸ばし、素晴らしい樹形です。プラタナスの全景を見ることができるたっぷりした広場空間が前面に広がっているということもポイントです。少し離れて見てもいいですし、近くで見ても幹の太さや樹冠の大きさに感嘆します。
通勤の度に、素晴らしい景観だなあと晴れ晴れとした気持ちになります。
良いでしょ、うちのプラタナス!
富総にお越しの際は、樹木ウォッチも是非楽しんでください。