海の公園公式サイト

SDGs の取組み

海の公園のSDGs

(公財)横浜市緑の協会では、SDGs達成のための取組みを行っています。
その中で、海の公園では次の取組みを「環境」をテーマに実施し、SDGsの達成へ向け活動しています。活動の一部をご紹介します。

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「動物園・植物園などによる多様な教育普及」
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「市民参加と地域協働による地域の活性化」
「誰もが安全・安心・快適に利用できる施設の管理運営」
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「環境負荷の低減に向けた取組」
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「生物多様性の保全への貢献」
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「多様な主体とのパートナーシップによる事業推進」

金沢区の海をのぞいてみよう!「海中探検@海の公園」

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海の公園から望む海は海水浴や潮干狩りを楽しめる身近な海ですが、その遠浅の海中にはアマモが繁殖し、さまざまな魚介類が生息しています。
海の公園では、金沢区役所や金沢臨海部に立地する企業と連携し、普段は見ることができない海中をリアルタイムで覗いてみる「海中探検@海の公園」を区内の小学生向けに実施しています。
水中ドローンを使って海の公園内に生息する生き物観察や身近な海洋への興味関心など環境教育の場の提供に取り組んでいます。

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船上から水中ドローンを操作



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水中ドローン(株式会社キューアイ社製)


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アカエイ


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会場(海とのふれあいセンター)の様子

海中探検の様子を動画で配信!

令和3年11月16日に開催した様子をYouTube動画(金沢区役所作成)にて配信しています。ぜひご覧ください。




海の環境を考える親子講座

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海と緑にふれあえる海の公園では、その恵まれた自然環境を活かし、自然に親しんでもらえるようさまざまな体験を通じて楽しく学べる「親子講座」を毎年実施しています。
令和3年度も自然やその恵みなどに関するテーマで開催しました。

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5月 「潮干狩りの楽しみ方」
名人指導による潮干狩りを体験。アサリやマテガイなど貝の生態を学び、自然と「食」の関係、その大切さを楽しみながら学びました。




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6月 「魚の観察」
魚やサンゴ、海藻を入れた水槽づくりを体験することで、海の中を想像しながら海の公園に生息する魚の生態を学びました。


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7月 「磯場生きもの観察」
カニや貝等磯場の生物観察の仕方を学び、磯場を再現するタッチングプール作りを行いました。



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8月 「海のライフセービング」
ライフセーバーから救命ボートの乗船などの活動体験を行うことで、海の環境や安全など、海との正しい関わり方を学びました。


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10月 「砂像づくり」
園内の砂を使ったミニ砂像づくり体験を通して、海の公園の人工海浜の由来を学び、身近な公園、自然環境への理解を深めました。



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11月 「公園と樹木 木の実と種」
海の公園にある樹木や植物の種について学び、葉っぱや木の実を使った工作を行うことで楽しみながら自然への関心を高めました。


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1月 「海の食育講座」
アジの開きづくりを通じ、海の生物と食育を学ぶとともに、海藻を並べる押し葉づくりを体験しました。



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2月 「金沢の漁港」
漁港で横浜の漁業について学び、施設見学、水槽のアナゴ漁を体験。海と人の関係を知ることで環境保全の大切さを再確認しました。


「海の環境を考える親子講座」参加者の募集は開催日の約1か月前から行います。
詳しくはホームページのイベント情報でご案内いたします。



ビーチクリーン活動の支援

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海の公園の海岸は南北約1kmにおよび、年間を通じて潮干狩りや海水浴、スポーツや景観を楽しむ人たちが利用しています。
誰もが気軽に東京湾の海を間近に感じることができるからこそ、この海辺の環境を大切に守っていかなければなりません。
しかし海からの海洋ごみが漂着していたり、海に流出しかねないゴミが砂浜に落ちていたりします。

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漂着物(ビニール容器)



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漂着物(発泡スチロール)


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砂浜のゴミ(ペットボトルキャップ)



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砂浜のゴミ(お菓子の袋)


海浜を美しく保つため、そして砂浜のゴミを海に流出させないために美化活動は欠かせません。近年、個人から企業などの団体まで、ボランティアで行う「ビーチクリーン活動」に参加する方が増えています。海の公園ではこの活動を支援するため、ゴミ回収用トングや軍手、ビニール袋の貸出しも行っています。

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ビーチクリーン活動の様子

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貸出物品

■ビーチクリーン活動にご協力いただける方は管理センターまでお問合せください。



アマモ場の再生活動

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アマモとは

海の公園の海底でも見ることができる「かいそう」です。「かいそう」には「海藻」と「海草」の2種類があります。ワカメやコンブなど食用としているのはほとんどが「海藻」で、藻類の仲間です。
一方、「海草」は海中で生育する種子植物で、根・茎・葉を区別できるのが特徴です。アマモも花を咲かせ、種を付けて増える海草です。

アマモの役割

海の公園にはアマモが群生する「アマモ場」があります。アマモ場は「海の生きもののゆりかご」と呼ばれます。アマモによって水の流れが穏やかになり、生きものの隠れ場所にもなります。魚や貝、エビ、カニなどが卵を産み育て、これらを狙う魚なども集まり、多様な生物の棲み処(すみか)になっています。

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海の公園で見られるアマモ

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公園海域を上空から撮影(濃い部分がアマモ場)

ブルーカーボン

アマモは海域の二酸化炭素(CO2)を吸収・固定します。こうしてに吸収により削減されるCO2を、陸上の森林などによるグリーンカーボンと対比してブルーカーボンと呼びます。アマモは海や地球の環境を守るためにとても大切な役割を果たしています。海の公園では、生物多様性や地球温暖化防止に貢献するアマモ場を未来に残し広げていくための市民活動を展開しています。

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ブルーカーボンとグリーンカーボン

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市民によるアマモ再生活動



海とのふれあいセンターでの展示

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管理センター内にある「海とのふれあいセンター」では、環境に関するさまざまな展示をしています。海の公園を通して、自然環境への関心を高めるための普及啓発に取り組んでいます。

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海の公園で見られる生きもの



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子ども向けの「海の図書コーナー」


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海のゴミについての展示


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海のゴミでできた「海ゴミモンスター」