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両生類3種が入園しています ~トウキョウサンショウウオ その①~の写真

更新日:2018.12.08両生類3種が入園しています ~トウキョウサンショウウオ その①~

更新日:2018.12.08

両生類3種が入園しています ~トウキョウサンショウウオ その①~

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12月とは思えない暖かさが続きます。カエルたちをいつ完全冬眠に持っていけるかが不透明な今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は先日のお休みに日本爬虫両棲類学会に参加してきました。昨年いきもの館の担当になってから1年半、両生類も増えてきているので勉強をしに行ってきたわけです。

いきもの館では今年3種類の両生類を新規に導入しました。まずは三浦半島のトウキョウサンショウウオについてご紹介します。三浦半島にトウキョウサンショウウオが細々と暮らしている場所があると、保護や観察をされている方から伺いました。何でも生息地が開発予定地であるし、アライグマなどもいて危機的状況なので、動物園で何かできないかとお話を受けたんですね。

トウキョウサンショウウオは神奈川県では三浦半島にしか自然分布しておらず、環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に指定されている希少種です。何かその保護に携わることができるかと考えました。

とはいえ、今まで金沢動物園ではトウキョウサンショウウオを飼育したことが無いので、生息地まで赴き、採集してきて飼育を試行してみることにしました。


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水槽はお魚飼育用の60㎝水槽を使いました。メダカの床材の焼き赤玉土で陸地をつくり、落ち葉や素焼きの植木鉢のかけらでシェルター(隠れ家)を作ります。



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シェルターをどかすと幼体が隠れています。床材が乾かないように注意しました。



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餌にはコオロギのSサイズ幼虫にカルシウム剤やビタミン剤をまぶしたものを与えました。普段は動きのないサンショウウオの幼体が、目の前にコオロギが来るとパシッと食いついて捕まえていました。



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しばらくすると、体色も黒くなり、白い細かな斑点が目立つ美しい姿になりました(そう思うのは私だけですか?)

続きは次回で。

(飼育展示係 桐生)