更新日:2015.10.13どんぐりいろいろ
更新日:2015.10.13
どんぐりいろいろ
タデ科の花(アカマンマやミズヒキ)やイネ科(ススキやエノコログサ)の花が、
目立つ季節になりました。
今回は、子供のころ夢中で拾ったドングリについて書きたいと思います。
ドングリとは、ブナ科の植物の固い皮を持つ木の実の総称で、
日本には約20種類ほどあります。
稲が栽培される前の縄文時代や、その前の旧石器時代には、
アワやヒエを補うための大切な主食でした。
スダシイやクリの仲間は生でも食べられますが、
渋いドングリも灰汁抜きをして食べていたと思います。
また「ドングリまなこ」:丸くてくりくりした目(鈍く品のない目つきにも使う)
「ドングリの背比べ」:どれもこれも似たようなもの→たいしたものではない。など、
かわいい実の割にはあまり良い意味に使われていないようです。
これも極めて身近な植物だったからではないでしょうか。
金沢自然公園には12種類のドングリの成る木があります。
「ののはな館」の2階ではこの12種類を展示しています。
季節もよくなりましたので、散歩やハイキングにぜひお寄りください。
① アラカシ この辺の山に自生する常緑喬木
② シラカシ この辺よりちょっと内陸に自生する常緑喬木
③ スダジイ この辺の山に自生する常緑喬木
④ コナラ この辺の里山に自生する落葉喬木
⑤ クヌギ この辺に自生する落葉喬木。工作に最適
⑥ マテバシイ 九州・四国地方に自生する常緑喬木ですが、
緑化樹として、高度成長時代に公園や学校に植えられました。工作に最適!
⑦ イチイガシ 関東地方以西に自生する常緑喬木
by花咲じじい