更新日:2015.11.10香る樹木
更新日:2015.11.10
香る樹木
今週は、園内の葉や実から、良い香りのする木を紹介します。
まずは、クスノキ。
葉をちぎるといい香りがします。
匂いの成分は、樟脳(しょうのう)というもので、この樟脳のことをオランダ語でカンフルというそうです。
昔は、このカンフルが蘇生剤として活用されていたこともあるそうです。
次に、カラスザンショウ。
里山などに多く生息している木です。
幹にはこぶができ、枝にはトゲが生えています。
実からいい匂いがします。
それから、カツラ。
落葉高木樹で材質が丈夫なため、建築、家具、鉛筆などに使われます。
ハート形をした葉が特徴で、葉からキャラメルのような香ばしく甘いにおいがします。
この匂いの成分は、マルトールというもので、砂糖や菓子等を製造する過程で生成される
甘いにおいを持つ物質だそうです。
ご紹介した樹木を探しながらの園内散策もお勧めですよ。
(Taz)