更新日:2015.07.21「ヤブミョウガ」
更新日:2015.07.21
「ヤブミョウガ」
ヤブミョウガ (ツユクサ科)は、円海山周辺の山の谷筋には多く自生しています。
名前の由来は、葉がこの季節の素麺などの薬味に使うミヨウガの葉にそっくりで、
スギ林など、日あたりの悪いヤブ蚊の出そうな場所に生育しているところから、この名が付きました。
ただし、ミョウガはショウガ科で、このヤブミョウガはツユクサ科。全く別の植物です。
花は純白で、今頃から9月初旬まで咲きます。
湿り気の多い谷筋に、この様に群落で生育するヤブミョウガが見られます。
純白の花で、下方より上方へ順次花が開き、9月初旬まで咲きます。
9月に入ると花と実が同時に見られ、実は光沢のある藍紫色で美しいですよ。
この実は光沢が残りドライフラワーとしても十分使えます。
この時期は雨も多く、蒸し暑く、山歩きもしにくい季節です。
しかし、歩くと思いがけない花と出会える可能性があります。
同じ谷筋に咲くウバユリもこの季節の花です。
by花咲じじい