更新日:2015.09.02秋の七草
更新日:2015.09.02
秋の七草
急に涼しくなりました。でもまだ暑さはぶり返すと思われます。
さて、秋の花が咲きだしましたので、今回は「秋の七草」を書きます。
「秋の野に 咲きたる花を 指折りかき数ふれば
七種(ななくさ)の花 萩の花 尾花葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝顔の花」
山上憶良の歌ですが、この歌の中に出てくる花が、一般的な「秋の七草」となっています。
萩の花はハギ
尾花葛花はススキにクズ。
尾花はススキのこと
葛花はクズのこと
撫子の花はカワラナデシコ
※写真がなくて、ごめんなさい!
女郎花はオミナエシ
藤袴はフジバカマ
朝顔はキキョウのことだと言われています。
我々がガスを燃料とする以前は、薪や炭を燃料としていました。
つまり住居周辺の山からこの薪や炭を供給していました。
その山はこまめに管理され、明るい雑木林で「里山」と呼ばれ、
その林床には上記の七草が普通に生えていたのです。
しかし、燃料を里山から供給する必然性が無くなった今、管理されなくなった山は、
常緑樹が増え、林床は暗くなり、かつての秋の七草はめっきり少なくなってしまいました。
そんな数少なくなった『秋の七草』ですが、金沢自然公園では七草全てを見ることができます。
わからなかったら「ののはな館」でお尋ねください。
涼しくなると山歩きや、ハイキングの季節です。
一昔前の「秋の七草」だけでなく、自分だけの「新秋の七草」探しも良いですね。
ぜひ、ののはな館にお気軽にお立ち寄りください。
(※ののはな館は、月曜休館ですので、ご承知おきください。)
by花咲じじい