更新日:2015.08.31ヒロキありがとう!
更新日:2015.08.31
ヒロキありがとう!
8月24日未明にウォンバットの「ヒロキ」が亡くなりました。
19日まではいつも通りにエサを食べ、普段と変わらない様子でしたが、
20日朝から行動がおかしく、体調がすぐれない様子が見られました。
そのため、20日から展示を中止し、治療に専念してきましたが、
回復することなく、息を引き取りました。
29歳10か月(推定)でした。
私たちスタッフにとっても、突然の別れになってしまいました。
ヒロキはオーストラリアのメルボルン動物園から1987年3月12日に来園しました。
人工哺育で育てられた子ども(推定1歳6か月)だったため、
職員の後をついて回ることもよくあったようです。
大人になってからは、閉園しても部屋に戻らなかったり、
展示場に入ってくる飼育担当者を追いかけたりと
担当者を困らせることもありました。
苦手な夏は涼しい部屋で過ごすことが多かったヒロキですが、
昨年からは、ヒロキが出たがれば、暑くても展示場に出て、
野草を食べたり、穴を掘ったりできるようにし、
ヒロキの気分次第で自由に過ごす毎日でした。
今年は夜の動物園も初めて経験しました。
愛らしい仕草や表情で多くの方を笑顔にしてくれたヒロキ。
ウォンバットの魅力をたくさん伝えてくれたヒロキ。
本当にありがとう。
ヒロキ、ゆっくり休んでね。