更新日:2020.06.20ヤマユリが開花しました
ヤマユリが開花しました
梅雨入りした今日この頃いかがお過ごしでしょうか。コロナウイルス対策で臨時休園していた金沢動物園も再開し、ののはな館では、里山のやまゆりとおりがみ展を開催し皆様をお待ちしています。
今回は、ヤマユリなどの植物の様子をお伝えします。
6月16日現在、植物区エリアの「海の見える小径」付近では、「ヤマユリ」が6輪開花しました。動物園エリアの「しいの木山展望台」や「アフリカ区」付近でも間もなく開花しそうです。
日本には15種のユリが自生し、そのうち8種が日本固有種でヤマユリもその一つです。生育に適した条件は、日照時間の短い斜面地で有機質の排水性と保水性が良好な土壌です。このようなヤマユリの生育に適した場所で、今年も順調に生育し開花を迎えています。
(海の見える小径)
(しいの木山展望台)
さて園内では、梅雨の時期から見られる植物がいろどりを添えています。
コアラバス停側では「ナツツバキ」がきれいに咲いています。花の大きさは5㎝程度で白い5枚の花びらに黄色の雄しべが映えています、夏に開花することから「夏椿」だそうです。
実がきれいな「オニシバリ」も「海の見える小径」のヤマユリの下で赤い実を付けていました。オニシバリの由来は樹皮が強靭でちぎれないことから、鬼を縛っても切れないだろうという意味だそうです。また、夏に落葉することからナツボウズともいわれています。
梅雨が似合う「アジサイ」も今が最盛期で、中には花序(カジョ)が30cmのものが「こども広場」で咲いていました。
夏の季語の「ノウゼンカズラ」も「清戸橋」の上から見下ろすと、きれいに咲きそろっています。花の形がトランペットに似ていることから「トランペット・フラワー」と呼ばれているそうです。
花も実も食べられる「フェイジョア」花弁は内側が赤色で外側が白色で甘みがあります。果実は追熟させるとバナナのような香りがあり生食やジャムとします。カンガルー展示場の近くでご覧いただけます。
梅雨の時期ではありますが、雨にも新型コロナウイルスにも負けず、感染症対策の上、金沢動物園にどうぞお越しください。
byネコチャン