更新日:2020.09.04仔オスの親離れ
更新日:2020.09.04
仔オスの親離れ
ソラがノゾミ母さんと一緒の器で餌を食べさせてもらえなくなったお話しをしましたが、今回はオオツノヒツジの親離れのお話を。
野生のオオツノヒツジは、オスとメスがそれぞれ群れを作って暮らしています。金沢動物園でもそれに倣い、オスを岩山に・・・。
メスを草原に、
と分けて飼育展示しています。オスの子は、1才を迎えるころに母親に追い出され(近付くと角を振りかざされてしまうのです、なんともかわいそう)、オスの群れに移ります。
今日のお話しの主役は4才になったジュタロウ。
人間でいうと高校生くらいでしょうか。子供ではないけど、大人でもない、微妙なお年頃。お年頃の彼は、今や岩山一の乱暴者に・・・。。我が物顔で他のオスたちに角を振り振り近付きます。
写真は、餌を置いている時にいたずらしてきたので、草を被ってしまったところです。
そんな彼は子どもの頃から、恵まれた大きな体の持ち主です。お母さんのザビコはそんな体の大きなわが子を1才に満たない10か月で追い出したのでした・・・。
まだ気持ちは赤ちゃんのジュタロウでしたが、体のサイズ感で一人前とみなされたんですね。しばらくはお母さん恋しさに「メェーメェー」鳴いていたっけな。1才のジュタロウ。
オオツノヒツジが、子どもの成長具合を体のサイズで判断しているとわかる出来事でした。
はんざわ