勝手にご飯

2回にわたり、牧草とペレット類の餌のお話しをしましたが、実は餌はこれだけではありません。みなさん、メスの展示場は思い浮かびますか？

こんな感じで草が生えています。草食動物のオオツノヒツジには、これも立派な餌になります。

むしゃむしゃ、もしゃもしゃ、みんな良く食べます。もちろん、私たちが種を播いて育てた草ではありません。そこで、大学の先生に、どんな草が生えていて、どんな草を好んで食べているのが調べてもらっています。

こんな風に、食べられた痕のある植物をチェックしていきます。その結果、この展示場には120種類以上の植物が生えていて、そのうち40種くらいを選んで食べていることがわかりました。この、展示場の真ん中に立つ、モミジバフウの葉は、立ってでも食べたいほど大好きなんですね。

今のところ、どの草が好きで、どの草が好きではないか、ということがわかってきました。では、なぜそれが好きなのか、味なのか、臭いなのか、堅さなのか...、そこがまだわかりません。更なる検証が必要です。加えて言うと、どの個体がどの草を食べているかもわかりません。食べられた草の痕を見ているだけですから。そこで、次回は、個体ごとに行った「嗜好性テスト」なるものをご報告します。

はんざわ

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