更新日:2021.02.04冬は鳥がおすすめ
更新日:2021.02.04
冬は鳥がおすすめ
寒い冬は外に出るのも面倒になりますが、そんな季節でもせっせと活動している生き物たちもいます。
冬は木々が葉を落とし、森や林の見通しが良くなるので鳥などの観察におすすめです。
その時々で異なりますが、冬の金沢自然公園ではシジュウカラやヤマガラ、エナガ、メジロ、カワラヒワ、ハクセキレイ、キセキレイ、ツグミ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、キジバトなど10~20種類くらいの鳥が見れます。
また、鳥以外にも葉っぱで隠れていた鳥などの巣が見つけやすくなります。
いきもの館近くの園路の上にはメジロの巣がありました。私たちのすぐそばで子育てしていたんですね。
バスケットボールぐらいの丸い巣はタイワンリスの巣です。
他にはカラスやキジバトの巣がよく見つかります。
タイワンリスの巣は葉っぱのついた枝をよく使います。カラスの巣であればハンガーなどの人工物が使われていることが多いです。それぞれの生き物によって巣の形や材料にも特徴があります。鳥の巣の図鑑があるので、そんなものを片手に散策するのも面白いですね。
鳥の中には「渡り」と言って、季節ごとにすむ場所を移動する種類もいます。海や川などで見かけるカモメやカモの仲間などは代表的な渡り鳥で、日本では冬にしか見れない種類が多々います。季節の鳥を楽しむのも良いですね。
いつもの通り道、耳を澄ましてみたり、空や木の上を眺めてみると、普段とは違った発見があるかもしれません。
鳥が全くいない場所はほとんど無いと思います。小さな鳥を見つけるのが難しければ、カラスの観察がおすすめ。結構いろんなことしてますよ。
飼育展示係 先崎