ピタッと張り付く足のヒミツ

ある日、モリアオガエルが、ピタッとガラスに張りついていました。

張り付いている足の部分をアップにしてみます。

（ピンボケで少し見えにくいですが、大目に見てください。）

おや？指先がなんだか丸いですね。

指先が吸盤状になっています。
この吸盤状の指先のおかげで、木に登ることができるのです。野生のモリアオガエルは
樹上で生活しているので、生活スタイルに適応しているのですね。

と、偉そうに書いていますが、私も初めてしっかりと見ました。
なんとも不思議ですね。

お腹の色は白っぽいですが、背中の色は名前の通り、森のようにきれいな緑色です。
ちなみに、個体差があり、全身緑色の個体もいれば、褐色の斑紋がある個体もいます。
金沢動物園にいる個体は斑紋があります。

身近ないきもの館には、モリアオガエルだけではなく、ニホンアマガエル、アズマヒキガエル、ヤマアカガエル、トウキョウダルマガエルがいます。

他のカエルの足はどうなっているでしょうか？

ぜひ、観察してみてください。

岩や木の陰に隠れていることもあり、少し見つけにくいかもしれませんが、よく探すと見つかりますよ。

飼育展示係　佐藤

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