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世界バクの日 ベアードバクの場合の写真

更新日:2021.04.26世界バクの日 ベアードバクの場合

更新日:2021.04.26

世界バクの日 ベアードバクの場合

皆さんこんにちは。
4月27日は「世界バクの日」です。

「世界バクの日(world tapir day)とは?
中南米と東南アジアに生息するバクの生態や、生息地が開発のために減少し絶滅の恐れがあるバクの保護を世界中で呼びかけるための日で、2008年に制定されました。」
【2020年ズーラシア公式ホームページより引用】

この日をきっかけに皆さんにもバクのことをもっと知ってもらえればと思います。
金沢動物園では現在アグアという1995年生まれのオスを飼育しています。6月21日で26歳になります。バクの寿命は20-30年といいますが、父のコロンボは30歳、母のブルックは32歳まで長生きしたので、まだまだ元気でいてもらいたいと思っています。アグアは日本で唯一、動物園で見ることができる貴重なベアードバクです。
(横浜市繁殖センターには非公開のオス・ファビオがいます。)
今年も苦手な寒い冬を乗り越えてくれました。

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今日はバクのケアをしている様子を紹介します。
展示場にいるアグア。まずは餌のヤマモモの枝を食べているところにデッキブラシで背中をマッサージ開始。

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すると、この表情。

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さらに続けると、5分もたたずに餌の枝のうえにゴロンと横になりました。

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続きはお気に入りのブラシでゴシゴシと。

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はい、これで準備できました。

こうすることによって、
① 体の点検をする(外傷の有無、寄生虫の除去など)
② 爪のケアや薬を塗ったりできる
③ 採血をして健康状態をチェックできる(当園では肢から採血)
このように、リラックスして寝かせることによって安全に健康管理ができるようにしています。
しかし、驚いたときなどは素早い動きをしたり、バクの歯は意外と鋭く咬む力も強いので、皆さんがバクの世話をすることがある場合はご注意ください。

これから暑い季節がやってきますが、アグアの健康管理に気を付けて皆さんに元気な姿を見てもらいたいと思っています。これからも応援よろしくお願いします。

ベアードバク担当:庄子