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ヨーコ、朝のルーチンの写真

更新日:2021.07.04ヨーコ、朝のルーチン

更新日:2021.07.04

ヨーコ、朝のルーチン

ちょっと前にモデルさんたちが朝起きてからのルーチンを紹介する動画が人気だったようですね。遅ればせながら、インドゾウ「ヨーコ」の朝のルーチンをご紹介します。
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(この記事を書いている最中に「パルマワラビー朝のルーチン」が投稿され二番煎じ感が出てしまいまいたが気にせず参ります。)

朝、飼育員がゾウ舎に行くとヨーコは大体展示場にいます。
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今くらい暖かくなってくると夜間も室内と室外どちらも使えるようにしているので、最近は雨でなければ外にいることが多いようです。
寒い冬は暖房の効く寝室のみで過ごしてもらっています。

寝室に入ってもらったら、まずは体をほうきできれいにします。
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普段ヨーコが立っていると飼育員の身長では背中や頭の上をみることができないので、体をキレイにしてケガがないか、なにか変わったことがないかをチェックします。
続いて、お隣のお部屋に移動。
鼻を上げてもらって牙の穴をきれいにします。
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牙といえばオスしか生えていないイメージですが、メスにも牙はあります。
ヨーコの牙はとても短く、外側からは見えません。空いたスペースに砂やエサの乾草などが入るのでホースを使ってお湯で流します。
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続いては足のお手入れ。一本ずつ台の上に乗せてもらい、タワシでゴシゴシ洗います。
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ヨーコは現在約3700㎏。大きな体を支える足はとても大切です。
足のウラに傷がないか、爪が割れたり悪くなったりしていないかなどをすべての足をチェックします。
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お手入れの間、ヨーコは勝手に足を出したりしているわけではなく、飼育員の号令に合わせた動きをしてくれています。号令通りに動いてくれるご褒美としてニンジンやサツマイモなどを少しずつ渡しています。
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後ろ足も忘れずに。
ここまで終わったらようやく展示場に出ていきます。

どっちかというと飼育員のルーチンになってますかね?
ヨーコには「イモとニンジンくれるならしょうがない」と付き合ってくれているだけかもしれません。
ちなみにオスのボンは、この間外で待っていてもらいます。お手入れしている隣の部屋がボンの寝室なのですが、ヨーコのお手入れ中に飼育員にちょっかいをかけたり、ヨーコが気にしていつもと違う動きをすると危ないので、見えないところにいます。
ボンはやっていないのかというと、日中同じお部屋で足をあらったりや乾燥したお肌のお手入れをやっています。
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そのお話はまた今度。

You Tubeでもご覧いただけます。
ヨーコの朝のルーチン