更新日:2021.09.10採食時間延長大作戦
更新日:2021.09.10
採食時間延長大作戦
学生さんたちの観察の結果(前回の記事「Let's観察」参照 Let's 観察)、草地のメス群に比べて、岩山のオス群の採食時間が短いことが判明しました。何が違うのでしょうか。おそらく草地では、いつでも好きな時に草が食べられることが、採食時間の延長につながっているのではないでしょうか?岩山のオスたちには、朝に一回、夕方までに残るくらいの量(つまり大量)の餌を置いています。
なぜなら、オスたちが展示場にいるお昼に餌を追加しに入ろうものなら、みんなが我先にと寄ってきて、担当者が岩山から落下する危険性があるためです。
餌を置きにきた担当者に「早くよこせ」と迫った挙句、牧草をぶちまけたジュタロウです。
そこで、担当者が展示場へ入らなくても餌が追加できる自動給餌機を作製することにしました。またまた登場、日本大学の学生さんたちと給餌機の形状や作動方法を検討しました。
その結果...
①落下式、と②床置きスライド式、の2タイプを試してみることにしました。手作り給餌機
を設置し、試行しようとしていた矢先...
やられました、大きな角に。そして落下式は...
落下式給餌機の動画はこちら マンサク、びっくりするの巻
餌が落ちてくることなんて今まで無かったもんね、びっくりして当然です。回を重ねて慣れてもらうしかありません。ちょっと先が思いやられますが、この先、学生さんたちによる行動観察の結果から効果測定を行い、改良を重ね、実際に使用できるレベルまで持って行くことが目標です。続報をお待ちください。
はんざわ
協力:日本大学生物資源科学部動物のいるくらし研究室のみなさん