更新日:2021.10.18【思い出の金沢動物園2】日本でここだけ動物たち
更新日:2021.10.18
【思い出の金沢動物園2】日本でここだけ動物たち
東京の多摩地方で生まれ育った私は家族でただ一人の動物好きでした(弟は動物園を嫌がりいつも遊園地に行きたがりました。)。そんな私を連れて行くには、両親にとって金沢動物園はちょっぴり遠かったようです。そのため、私が金沢動物園を初めて訪れたのは自力で来られる大人になってから。その衝撃は今でも忘れられません。生で初めて見た動物がたくさんいたからです。今でも鮮明に覚えているのはガウルの迫力ある姿。
巨大な体、盛り上がった肩、つやのある黒茶色の毛、エキゾチックな瞳。ウシ好きの私はすぐに魅了され、長い時間ガウルの前を離れられませんでした。
プロングホーンのことは詳しく知らず、初めて見た不思議な姿・模様の動物に驚きました。家に帰ってから調べ直した記憶があります。角の構造が独特で、あのタイプの角を持つのはプロングホーンだけ、とのこと。みなさんもご興味があればもっと詳しく調べてみてください。今では日本では見ることのできない動物です。
バーラルも聞きなじみのない動物で、横に広がる立派な角に驚きました。
その数年後、金沢動物園で働くこととなり、バーラルの担当、ガウルのサブ担当となりました。更にその数年後にはプロングホーンも担当する機会に恵まれ、あの日の自分に自慢したい気分です。衝撃的だった一日の思い出を振り返り、これからもみなさんの記憶に残る動物園でありたい、と気持ちを新たにしました。
(はんざわ)
※ガウルとバーラルの写真は当日に撮ったものです。おまけで、その当日撮った今では見られない動物たちの写真をご覧ください。
<ボンゴ>
<ソマリノロバ>
<ウォンバット>
<カンスーアカシカ>