更新日:2022.02.04似ているけれど、違います
似ているけれど、違います
時々、オオツノヒツジの展示場前で、「あれ?さっき、似たような動物いたよねぇ?」という声を聞きます。
ん?どの動物と間違えているのかな?
考えられるのは、スーチョワンバーラルか、ほのぼの広場にいるヤギと思いますが・・・。
(間違えられている候補①:スーチョワンバーラルのオス。代表:ラージ)
(間違えられている候補②:スーチョワンバーラルのメス。代表:ウラン)
(間違えられている候補③:ほのぼの広場の茶色いヤギのモチ(メス))
しかも、スーチョワンバーラルもほのぼの広場のヤギも、ヒツジではなくヤギです。
オオツノヒツジって、相変わらず、知名度が低いです。(泣)
気を取り直して、オオツノヒツジの特徴を改めて紹介します。
まず、鼻から口の周りと、お尻の周りの毛が白いです。
オスのツノは前に向かってくるっと巻いています。それに対して、バーラルのオスは横に広がっています。
(立派なツノのオスのヨッチャン。)
メスのツノはオオツノヒツジもスーチョワンバーラルも短いです。
(メスのツノは短いです。モデル:コハル。)
スーチョワンバーラルとオオツノヒツジの毛の色も違いますね。
さらに、スーチョワンバーラルに比べ、オオツノヒツジはかなり大きいです。
並んで展示をしていないので、大きさの違いはわかりにくいですね。申し訳ありません。
(金沢動物園では、動物を4大陸の生息地別に分けて展示をしています。オオツノヒツジは北アメリカに生息しているため、アメリカ区に、スーチョワンバーラルは中国に生息しているため、ユーラシア区に展示をしています。)
他の動物園にも、オオツノヒツジと似たような動物がいますが、おそらく、違う動物です。
なぜなら、日本国内でオオツノヒツジを見ることができるのは金沢動物園と盛岡市動物公園だけだからです。
このブログを読んでくださった皆さんは、オオツノヒツジと他の動物を間違えることはなくなったと思います。
次は、オオツノヒツジとスーチョワンバーラルとヤギの違いを、実際に観察してみてくださいね。
さとう