更新日:2022.02.18竹林の整備再開 と 休園日の作業
竹林の整備再開 と 休園日の作業
一時中断していたカンガルー展示場近くの竹林の整備が、2月21より再開します。つきましては、安全管理のため2月22日より平日の展示内容が縮小します。
①ウォークスルーは比較的刺激に強い個体のみ展示(4〜6頭を予定)
②ガラスビューのオスの展示は中止
③ウォークスルー内の通行はその日の整備作業の内容次第で決定。作業場所が近く、カンガルーたちが緊張してしまう場合は、通行を中止することもあります。
作業が無い土日祝日はこれまで通りの展示内容となります。ただし、天候や動物たちの体調で展示内容は変更となることがありますでの、ご了承ください。
さて、話は変わり金沢動物園の月曜日といえば休園日にあたり、この日は園内の各所で開園中にはできない大掛かりな作業が行われています。
この間の月曜日は、ウォークスルーとパルマワラビーの間の植栽の剪定が入っていました。約30年の間順調に育ったスダジイとアラカシ。ちょっと育ちすぎて、ワラビーの展示場にあまり日が差し込まなくなっていました。
剪定前は、こんな感じ。
実はワラビーの展示場の上部にはネットが張ってあります。これは展示を開始した昨年のある日、サトがカラスに追われているのを見つけ、慌ててその日の午後に職員総出で手伝ってもらい張ったものです。使ったネットは漁網をリサイクルしたもので、重量のある木の枝が絡むと非常に破けやすいのです。なかなか大変な作業だったので、正直な所できればしばらくはやりたくありません。しかし、私が剪定すると間違いなくネットを破る事になるので、そこはプロにお任せ。『ネットは絶対破かないでー!でもスッキリさっぱり切って、夏は程よく日陰になって冬は日が差し込む感じでお願いします!』と頼み、この度スッキリしました。
切った枝の一部です。
なかなかの量です。この枝の行方はというと、そこは草食獣メインの金沢、ゾウ担当やキリン担当がやってきて全部回収してくれました。今頃はみんなの夕ご飯として消費されていることでしょう。地産地消です。
当のワラビーたちは、スダジイではなく、もう少し食べやすい竹の葉(こちらも園内整備で出た伐採枝)を夕ご飯に。
スッキリ混み合っていた枝を整理したので、春には新しい新芽がたくさん芽吹くことでしょう。
今回はあまり動物が出てこなかったので、先日親子がほぼ同じ大きさに!とお知らせしたものの、親子のサイズ感がわかる写真を載せ忘れたので、こちらを。
左がサト(子)、右がグラ(母)です。グラの方が若干体色が濃く、鼻筋が短めですが、顔はほぼ同じ。そっくりの美人親子だと、担当はこっそり思っています。もちろん、もう1頭のスジコも愛嬌のある可愛らしい個体ですよ。
(しばた)