更新日:2022.03.02続々！ゾウ舎の新設備～高所の餌箱編
更新日：2022.03.02
続々！ゾウ舎の新設備～高所の餌箱編
ここ数年、ゾウに対して、砂を入れたり自動給餌機を導入したりと新たな取り組みを色々と行ってきました。
以前に比べるとだいぶ充実した時間を送ってくれるようになったと思っていますが、それで手を緩めるような私たちゾウ担当ではありません。次々と導入されている新設備を何回かに分けてご紹介します。今回はボンの寝室の高所に設置した餌箱です。
寝室側（ゾウがアプローチする側）には鼻が入るだけの大きさの穴が開いており、そこから牧草を取ります。
ボンが使っている様子はこちら。
高い所に餌箱を作った理由は二つ。
①野生のゾウは地面に生えている草しか食べないわけではありません。高い所の木の枝や果実も採食します。動物園のゾウでも、上に鼻を伸ばす行動を引き起こしたいと考えました。普段の採食風景はこちら。地面に置かれた餌を食べています。
②限られた空間の中で、なるべく暇な時間を少なくするため、餌を食べるだけではなく探す時間も増やしていきたいものです。空間を立体的に使うことで、床だけでなく、餌を置いていない色々な場所も探すようになりました。
でも、この餌箱にどうやって餌を入れるのでしょうか？つづく！
はんざわ